雑記

サル痘について調べてみた

最近、国内でもサル痘の感染者が確認されてました。
厚生労働省によると患者の情報は以下の通りです。

1 年代:30代

2 性別:男性

3 症状:発熱、発疹、頭痛、倦怠感

4 医療機関受診日:7月25日

5 居住自治体:東京都

6 海外渡航歴:あり(欧州)

7 その他:渡航先にて、その後サル痘と診断された者との接触歴有

患者の状態は安定している。現在、都内医療機関において入院中

これを見る限りでは、海外で貰ってきたって事でしょうか。
容体も安定しているのはひとまずなによりです。

コロナの頃も対岸の火事って思ってたら今みたいな事になってるんで、
ちょいとサル痘について調べてみました。
参考先は、安心と信頼の厚生労働省です。
こういう固っ苦しいのは苦手って方には、こっちの動画の方が楽かも。

・感染経路は?

そもそもどうやったら罹るんだよって話ですが、

アフリカに生息するリスなどの齧歯類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染する。

また、感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む。)、患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使用した寝具等との接触等により感染する。

皮疹の痂皮をエアロゾル化することで空気感染させた動物実験の報告があるものの、実際に空気感染を起こした事例は確認されていない。

リス等の齧歯類 → サル・ウサギなど → それらに接触すると感染

この流れですね。
とにかく、野生の動物には無闇に近づかない・触らない
が、単純で有効な対策でしょうか。
まあ、当たり前と言っちゃ当たり前ですね。
逆にいうとそれぐらいしかありませんが。

問題は人から人へ移る場合です。
人から人への感染経路は、


症状が出ている箇所の皮膚に接触

体液・血液への接触(性的接触を含む)

患者と至近距離で、長時間の飛沫曝露

患者が使用した寝具などに接触

で感染の可能性があるようです。
コロナ禍の今では、飛沫に晒され続ける事がどういう事か理解が深まってるでしょうし、
症状が出てる皮膚を触ろうなんて人はそう居ないでしょうから、
この辺は大丈夫でしょうか。

体液や寝具への接触はまあ、その辺に気をつけてやってくれとしか言えんか。

・罹ったらどうなる?

潜伏期間 通常7~14日(最大5~21日)

・発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後に発疹が出現。

・リンパ節腫脹は顎下、頸部、鼠径部に見られる。

・皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となる。

・多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。

・皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことがある。

・サル痘では手掌や足底にも各皮疹が出現することなどが、水痘との鑑別に有用とされる。

※2022年5月以降の欧米を中心とした流行では、以下のような、従来の報告とは異なる臨床徴候が指摘されている

 ・発熱やリンパ節腫脹などの前駆症状が見られない場合があること

 ・病変が局所(会陰部、肛門周囲や口腔など)に集中しており、全身性の発疹が見られない場合があること

 ・異なる段階の皮疹が同時に見られる場合があること

長々と引用させて頂きましたが、重要だと思うのは


・多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。

この2点でしょうか。

罹ってしまっても、苦しんで高確率で死ぬという訳ではなく、
大抵の場合は2−4週間で治る。
でも、患者の体が弱ってたり、まだ体の機能が完成してない小児が罹ると
重症化する恐れがある。
サル痘に限らず、他の病気でも同じことが言えますね。
無闇に恐る心配はなさそうです。

上記の症状が出て心当たりがある場合、速やかに医療機関に相談しましょう。
不安だったら、近場の診療所にさっさと行くべきです。
一番シンプルで手っ取り早い。

大体、個人用にまとめるとこんな程度でしょうか。
国内で初観測されたという報道には少しビックリしましたが、
またかよもう終わりだ〜って悲観するほどではなさそうです。
天然痘ワクチンが有効みたいで、備蓄の量も十分みたいだし。

もっとも、上に乗せて頂いてる動画の通り「正しく恐れる」のが重要なんで、
楽観視せず、コロナにもサル痘にも注意していこうと思います。

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