雑記

「グノーシア」 感想(ネタバレ無し)

・どんなゲーム?

「グノーシア」は技術が進んだSF世界で行われる、いわゆる人狼ゲームものです。
人狼がグノーシア、村人は船員、占い師はエンジニア、霊媒師はメカニック、狂人はAC主義者と言った感じに、役職はしっかり世界観に合わせていますが、まんま人狼ゲームです。


主人公も乗っている宇宙艇に、人類の敵と言える存在「グノーシア」が入り込んでいる事が発覚。
それを隔離する為、宇宙艇の船員達は議論で誰がグノーシアかを議論して決めることになります。

更に、主人公は自分がこの世界でループしている事を教えられ、何故自分がループしているのか、このループを抜け出すにはどうすれば良いのかを、何度もループしながら探っていきます。

・プレイした感想

人狼ゲームには興味はあったんですが、右も左も分からない状態で対人戦をやるのは怖かったので、CPUと出来るこのゲームをプレイしてみました。

上記の通り、ゲーム内容はまんま人狼ゲームであり、自分以外は全てCPUな為、時間制限などを気にせず慣れるまでじっくりたっぷり考える事ができます。
しっかり人狼ゲームのノウハウ・各役職の説明などもしてくれる為、人狼ゲームに興味はあるけどいきなり知らん人とやるの怖い、上級者と当たったら拙いプレイで迷惑かけるかもと言った人はこのゲームで慣れる事をお勧めします。

自分以外は全てAIな為、そこでこうすりゃ白確じゃんと言った場面でもしてくれない時がたまーにありますが、そこに不便を感じるようになれば初心者は脱出したと言って良いでしょう。
あとその現象もそんなにないから安心してくれ。
むしろえ? それ確定なの? って分からされる場面の方が俺は多かった。


そんなCPU相手に心理戦となると、ちゃんとゲームとして楽しめるんかいなと思ってましたが普通に楽しめました。と言うか普通に手玉に取られた事が何回もあった。

各キャラにちゃんと個性が作られており、例えば正確なロジックでバシバシ情報を確定させてくるが嫌われやすい性格をしてるから速攻で吊られやすい人物、直感力が高く嘘をしっかり見抜いてくるがロジックは苦手な人物、感情優先で動き特に情報が集まってなくても嫌いなやつを吊ろうとしてくる人物、なんか怪しいからとりあえずコイツでと吊られる人物など、君ら本当にAIなん? となってくる。

主人公がループを繰り返す中で様々なイベントも起こるんだけど、その中でも各キャラの個性や過去が見えてくる。
ゲームをクリアする頃には彼ら彼女らに愛着が湧いている事だと思う。

そしてBGMも個人的に素晴らしかった。
議論中のBGMは何度も何度も聴く羽目になるが、今では作業用BGMの仲間入り。
後は1日の終わりの自由行動の時に流れてる曲も良かったね。
上の紹介動画で流れてるやつです。
あれ、本来はED用に作られたやつらしくて、どうりで壮大と言うか終局感あるなと思った。

つまりゲーム性良し!
BGM良し!
キャラクター良し!
ストーリ良し!
全部良しって事!!

・総評

しっかり作られてる世界観に合わせたSF人狼ゲーム。
全て終わらせた時は、達成感と終わってしまった寂しさが同時に押し寄せてきました。
濃厚な映画一本見終わった感触でしたね。

人狼ゲームとしても余分なシステムが付け足されてたりしてるわけでもなく、入門用として僕は楽しめました。
なので、同じ人狼ゲームをやった事ないって人は楽しめると思います。
既に人狼ゲームをバチバチにやりまくってるぜって方は、CPUが相手なので物足りなく感じたり、煩わしさを感じるかもしれません。
ゲーム性だけを求めるとその辺は注意した方がいいかも。

ただストーリーは本当に素晴らしかったんで、本当に未プレイなら人狼経験者でもお勧めできるゲームです。

本当に良いゲームだったなぁ〜。
記憶なくしてもう一回プレイしたいです。

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